赤字家計から脱却するには?節約する方法をご紹介!

赤字家計から脱却するには?節約する方法をご紹介!

それほど無駄遣いをしているつもりはないけれど毎月の支出が多く、家計が赤字になってしまう。支出を抑えたいが、どうすれば節約できるのかわからない、とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

子どもの教育費や病気にかかったとき、老後の資金など、将来のことを考えると、今から赤字家計を見直して少しでも貯蓄を増やしておきたいものです。

家賃や水道光熱費、食費など気になる支出はどのように見直し、改善することができるのかについてご説明します。

どうして家計が赤字になる?

収入に対して支出が多い、不必要な支出があるなど、収支のバランスが取れていないと家計は赤字になってしまいます。

気づかないうちにお金を使い過ぎていると、収入に見合う支出にはなりません。毎月貯金が減っていく、ボーナスが残らないと感じている場合は、家計が赤字続きの可能性があり、早めの家計見直しが必要です。

特に、今までは問題なく暮らしていたけれど、以前よりも収入が下がったという場合は要注意です。これまでの生活水準を下げることがなかなかできずに、赤字家計になりやすいからです。

また、高額な住宅ローンを支払っている最中には、そのローンの支払いで家計が圧迫されることもあります。

毎月どんな支出があるのかを把握する

毎月の支出をわかりやすいように書き出してみると、実際の家計の状態がよくわかります。赤字家計を改善するためには、まず家計の収支をよく確認しましょう。

理想の支出額

手取り額25万円の場合、支出の理想割合と理想の金額はそれぞれ以下のように分けられます。

【手取り額】
25万円

【固定費】
・住居費(25%/¥62,000)
・保険料(6%/¥15,000)
・通信費(5%/¥12,000)
・小遣い(10%/¥25,000)

【流動費】
・食費(14%/¥35,000)
・水道光熱費(6%/¥15,000)
・日用品費(2%/¥5,000)
・被服費(3%/¥7,500)
・交際費(2%/¥5,000)
・娯楽費(2%/¥5,000)
・教育費(10%/¥25,000)
・その他(医療費等)(3%/¥7,500)

【貯蓄】
・貯蓄(12%/¥30,000)

家族構成により理想の支出割合は異なりますが、夫婦と小学生以下の子どもがいる世帯の場合には、上記のような家計の内訳が理想的といわれています。子どもの学年が上がるにつれ教育費や食費、住居費など支出は徐々に増えていきます。

理想の支出額から減らせる支出がないかチェック!

家計の見直しをすると、理想の支出額から大きく外れている支出を見つけることができます。まずは余計な支出を見つけて、その支出を減らす方法を考えましょう。自分では当たり前と思っていた支出でも、実際には無駄が多かったことに気づくことがあるかもしれません。全体的に支出が少しずつ理想額よりもオーバーしている場合もあるかもしれません。

一旦、家計が抱えている問題がどこにあるのかを確認してから、減らせる支出にポイントを絞ることた大切です。

固定費と流動費に分けて支出を見直しする

家計の支出には、毎月同じ金額を支払う固定費と毎月の支出額が異なる流動費とがあります。それぞれ節約の方法が異なるので、支出額を削減する方法を別々にみていきましょう。

固定費

固定費には、家賃や住宅ローン、通信費などがあります。固定費を削減するには、契約の見直しをすることになる場合が多いので、よく調べてから計画的に動く必要があります。

住宅費が通常よりもかかり過ぎている場合には、賃貸なら引っ越しを、住宅ローンの場合には金利の見直しをすることで月々の支払額が改善できます。

通信費を削減したい場合には、もし大手のキャリアを使用しているのであれば、格安SIMに乗り換えをすることで大幅に支出を削ることが可能です。ほかにも、通信量の少ない契約に変更するなど、料金が安くなる契約に変更するのも手です。

流動費

流動費は、食費や水道光熱費、日用品や交際費など、毎日のお金の使い方を見直す必要がある支出です。

食費が通常よりも多くかかっている場合には、外食が多い、一度に買い物をし過ぎて食品ロスが多い、などの理由があるかもしれません。

そして水道光熱費が多い場合には、水道の流しっぱなしや電気のつけっぱなしをやめる、などこまめな心がけで節約が可能になります。電気料金は、電力会社が増え、夜間や休日の料金が安くなるタイプなど、さまざまな料金プランも出ているので、電力会社やプランの見直しをすると大きな節約になることがあります。

それぞれの支出については、設定した月額以内に抑えられるよう工夫をしましょう。

節約のための目標をもつ

家計の赤字を無くすために節約を始めると、これまで好きに使っていたお金が今までのようには使えなくなります。そのため、普段の生活の変化にストレスを感じることのないように、はっきりと貯金をする目的を決めるようにしましょう。

1人につき1,000万円かかるともいわれている子どもの教育費のため、またマイホーム購入の頭金のため、老後の蓄えのため、など貯金にはさまざまな目的があるでしょう。そのような大きな目標のほかに、趣味の旅行に行く費用、など小さなご褒美的な目標を定めると、より節約にも励みがでます。自分のやる気がでる目標を決めて節約してみてはいかがでしょうか。

まとめ

赤字家計から脱却するためには、まず家計を見直すことが大切です。自分ではなかなか気がつかない支出の無駄を、理想の支出割合と比べてしっかりと把握しましょう。

そして、無駄な支出が多い出費を特定することができたら、その支出を減らすことから始めると家計の見直しがしやすいです。固定費や流動費など、無駄に支払っていた支出の特徴にあう節約方法を取り入れ、出費を少しずつ削減していくことで家計が改善されます。

すべてを一度に実践するのではなく、できることから少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。

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