資産運用のおすすめは?初心者は少額から始めよう!
資産運用を始めたいけど、何から始めたらいいのか分からない、そもそもどんな種類があるのか分からないという方は多いと思います。
資産運用と一口に言っても多くの方法があり、投資目的や手持ち資金などによって、最適なものは人によって異なってきます。
そこで今回は、少額から始められるものや、初心者でも始めやすいものなど、おすすめの資産運用を幅広く紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。
おすすめの資産運用
投資信託
投資信託とは、多くの投資家から資金を集め、運用の専門家であるファンドマネージャーが投資家の代わりに複数の金融商品に投資を行い、そこで得た収益を投資家たちに分配する商品です。
投資信託はプロに運用を任せることができ、少額から行えるので投資経験や知識のない初心者でも安心して始めることができます。
また、株式や債券など複数の金融商品に分散投資をするので、一つの投資信託でリスク分散できるのもメリットです。
投資信託は証券会社で購入することが可能です。投資信託の取り扱い銘柄数が業界最多水準である「SBI証券」がおすすめです。また、楽天ポイントを使ってトレードができる「楽天証券」もおすすめです。
こんな人におすすめ
・少額から資産運用をしたい
・投資経験や知識の無い初心者
・気軽に分散投資をしたい
・運用は専門家に任せたい
ETF
ETFは、日本語で「上場投資信託」と言い、基本的には投資信託と仕組みは同じですが、投資信託との大きな違いは上場しているか上場していないかといった点になります。
ETFは上場しているため、証券口座を開設すれば株式と同様、取引時間内であれば自由に売買することが可能です。
また、価格に関しては、株式同様リアルタイムに変動しています。一方、投資信託の価格は1日1回のみ算出されます。注文した時点では正確な取引金額が公表されずに、購入した翌営業日に公表されることが多いです。
そして、ETFは日経平均株価やTOPIX、NYダウ等の指数の動きに連動するように運用されているため、値動きが分かりやすいというのもメリットです。
証券会社は、ETFの取り扱い銘柄が豊富で取引手数料が安い「SBI証券」や「楽天証券」がおすすめです。
こんな人におすすめ
・自分の好きなタイミングで売買したい
・株式投資よりも低リスクで運用したい
不動産クラウドファンディング
不動産クラウドファンディングは、多くの投資家から資金を集め、集まった資金で不動産を購入または賃借し、家賃収入や不動産の売却益などで得た利益を各投資家たちに分配する投資手法です。
一般的な現物の不動産投資の場合、数百万~数千万円といった多額の資金が必要になりますが、不動産投資型クラウドファンディングでは多くの投資家から資金を集めるため、少額(1万円程度)から始めることができます。
また、投資先の不動産の運用・管理は、不動産クラウドファンディング事業者が行ってくれるので、投資家自身で不動産の運用・管理を行う必要がないのもメリットです。
不動産クラウドファンディング事業者はいくつかありますが、おすすめは「COZUCHI(コヅチ)」です。高い利回りを実現しており、長年にわたる不動産投資のノウハウや実績があるため、安心して利用できます。
こんな人におすすめ
・不動産投資に興味がある
・少額から不動産投資に挑戦したい
・不動産の運用・管理は全て任せたい
株式投資
株式投資は、企業が発行した株式を売買して利益を得る方法(キャピタルゲイン)と、配当金や株主優待といった株式を保有することで利益を得る方法(インカムゲイン)があります。
投資スタイルによって短期でも長期でも利益を得ることが可能です。
短期・中期投資の場合、株式を売買して利益を得る方法が基本になります。
業績好調の企業や、将来が有望されている企業の株など、数か月で何倍もの株価になることもあるため、短期でも大きく稼げるチャンスがあります。しかしその反対もあり、企業の業績が急激に悪化したり、その企業で何か不祥事が起きたりすると、数か月で半分以下の株価になってしまうケースもあります。最悪の場合、企業が倒産するリスクもあるので、投資先の企業は慎重に選定する必要があります。
そして長期投資では、売買益以外にも、株式を保有することで得られる配当金や株主優待を得る方法もあります。
配当金とは、企業活動で得た利益の一部を株主に分配するものであり、保有している株数に応じて分配される額は変わります。株主優待は、その企業の商品詰め合わせやカタログギフトなどがもらえます。配当金や株主優待は企業によって内容は異なり、実施していない企業もあるので、投資をする際に確認するようにしましょう。
一般的に株式投資は100株単位での売買になるので、投資額が大きくなりやすい傾向にあります。例えば、株価が「1,000円」の株の場合、「1,000円×100株」で、最低「10万円」の資金が必要となります。
証券会社は手数料の安さやツールの使いやすさなどの観点から「SBI証券」や「楽天証券」がおすすめです。証券口座を開設する際、特定口座を開設すれば、税金が源泉徴収され、確定申告の手間を省くことができます。
こんな人におすすめ
・応援したい企業がある
・企業研究が好き
・ある程度資金が用意できる投資初心者
・リスクを負ってでも利益を得たい
ミニ株・単元未満株
ミニ株・単元未満株とは、通常の株式投資よりも少ない単位で売買することが可能な投資商品のことです。
通常、株式投資は100株単位での売買となりますが、ミニ株・単元未満株であれば、100株未満の単位で売買することができます。
そのため、ミニ株・単元未満株であれば、銘柄によっては1,000円以下で購入することも可能です。
少ない資金で株を売買するので、リスクを減らせるメリットがある反面、得る利益も小さくなってしまいます。
また、通常の株式投資と比べて、取り扱っている銘柄は少ないというデメリットもあります。
証券会社はミニ株・単元未満株を取り扱っている会社を選びましょう。1株単位でリアルタイム取引ができる「LINE証券」や、Tポイントでも投資ができる「SBIネオモバイル証券」がおすすめです。
こんな人におすすめ
・まずは少額で株取引に挑戦したい
・購入したい企業の株があるのに高くて買えない
・投資初心者
FX
FXは日本語で「外国為替証拠金取引」の意味であり、ある国の通貨を別の国の通貨に交換して、為替差益を狙った投資方法になります。
FXの最大の特徴は、レバレッジをかけて取引ができる点でしょう。レバレッジとは、預けた資金以上の金額で取引ができる仕組みであり、日本では資金の25倍までレバレッジをかけることができます。
例えば10万円の資金で、レバレッジ25倍かければ、10万円×25=250万円分の米ドルが購入できるということになります。
そのため、少ない資金でも大きな利益を得るチャンスがあります。ただし、レバレッジをかけすぎるとハイリスクハイリターンの取引になるので注意が必要です。大きな利益を得られる可能性がある反面、大きな損失が発生する可能性もあります。
またFXには、口座に預けた金額の一定割合の損失が出た場合、強制的に決済される強制ロスカットという仕組みがあるため、予期せぬ決済により大きな損失を生み出してしまうリスクもあります。FXは24時間取引が可能なので、寝ている間に大きな損失を出してしまったなんてこともあり得るので資金管理には注意しなければなりません。
FXの取引を行うにはFX口座を開設する必要があります。スプレッド(※手数料のようなもの)が業界最狭水準で取引ツールにも定評のある「GMOクリック証券(FXネオ)」や、1通貨単位で取引可能な「SBI FXトレード」がおすすめです。
こんな人におすすめ
・世界経済に興味がある
・少ない資金でも大きな金額の取引をしたい
・夜間も取引したい
・向上心があり、相場分析の方法を勉強していきたい
債券
債券とは、国・地方公共団体・企業などが資金を借りるために発行する有価証券のことです。国が発行したものを国債、地方公共団体が発行したものを地方債、企業が発行したものを社債と言います。
この債券を購入することでお金を貸すことになり、利子を受け取ることができます。
国債や地方債は基本的に元本が保証されているので、満期となる償還日に投資した資金が払い戻しされます。社債も基本的には元本が保証されていますが、発行した企業が経営破綻するなどした場合、利払いが遅延したり、元本が返済されない可能性があります。
このように債券は比較的低リスクで運用することができる反面、利回りはあまり高くありません。ただ、預金よりも高い金利で運用することが可能なので、銀行に預けておくよりはお金は増えやすいと言えます。
また、債権は償還日よりも前に売却することも可能ですが、その場合は価格変動のリスクがあり、元本割れを起こす可能性があります。
個人向け国債や外国債は証券会社で購入することが可能(1万円程度から)です。債権の取り扱いが多い「SBI証券」や「楽天証券」を利用するといいでしょう。
こんな人におすすめ
・安定志向
・ローリスクローリターンな投資をしたい
・低額からコツコツと増やしていきたい
金投資
金は「有事の金」とも呼ばれており安全資産のひとつと言えます。
その理由は、金の価値基準は世界共通であり、埋蔵量に限りがあることから希少価値が高く、無価値になることがないためです。また、紛争や災害など世界情勢が混乱に陥った場合に、安全資産として購入する人が増え、金価格が上昇しやすい傾向にあります。インフレの影響も受けにくいため、インフレ時にも価格が上昇しやすいとも言われています。
金を購入する方法は様々で、主に下記の方法があります。
・金貨や金地金などの現物を購入する方法
・金に投資する投資信託やETFを購入
・積立購入する方法(純金積立)
・金先物を売買する方法
それぞれ購入場所は、金貨や金地金などの現物は主に宝飾店や貴金属店、貴金属メーカー等で購入可能です。「SBI証券」や「楽天証券」など、金現物を取り扱っている証券会社もあります。投資信託・ETF、純金積立、金先物は証券会社で購入可能です。
金投資の注意点としては、金の取引は基本的に米ドルで行われるため、為替の影響を受けることになります。また、株や債券と違い、配当金や利息などはありません。金現物においては盗難のリスクがあることも念頭におかなければなりません。
こんな人におすすめ
・世界不況や紛争などに備えたい
・インフレに備えたい
・比較的安全性の高い資産を長期的に運用したい
・株式投資など他の投資を行っている
不動産投資
マンションなどの不動産を購入することで利益を得る投資のことを言います。
不動産を人に貸すことで受け取れる月々の家賃収入による運用益と、将来的に不動産を売却することで得られる売却益があります。
運用益においては、一度入居者が決まってしまえば、安定して収入が入ってくるのがメリットです。また、所得税や住民税などの節税対策にもなります。
ただし、不動産を購入するにはまとまった資金が必要な点が大きなデメリットで、最低でも数百万円以上は必要になるでしょう。
また、空室リスクや、家賃滞納リスク、土地や建物の価値が下がるリスク、災害などで建物が破損するリスクなど、様々なリスクがあります。
こんな人におすすめ
・資金に余裕がある
・節税対策をしたい
初心者が活用したいおすすめ制度
初心者が投資をする際、初心者向けのお得になる制度を活用することも重要です。非課税制度などの優遇制度を活用することで、より効率的にお金を増やすことができます。
ここでは初心者が活用したいおすすめの制度を紹介します。
つみたてNISA
つみたてNISAは、少額からの長期積立てを支援する非課税制度です。投資額が年間40万円までの運用益が非課税になり、非課税期間は最長20年となります。
つみたてNISAの対象商品は、金融庁が認めた投資信託やETFなどの優良な金融商品のみとなっているので、初心者の方でも安心です。
少額でコツコツと始めたい初心者はぜひとも活用したい制度です。
つみたてNISAを始めるには証券口座を開設する必要があります。毎月1,000円の少額からスタートできてLINEポイントでも投資できる「LINE証券」がおすすめです。
iDeCo(個人型確定拠出年金)
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、公的年金にプラスして、自身が拠出した掛金とその運用益をもとに給付を受けられる私的年金制度の一つです。
つまり、毎月決まった額を積み立てて、その資金を自分で運用して老後の資金づくりをする年金制度です。
掛金額は自由に決めることができ、月額5,000円から始めることが可能です。
そして、iDeCoの最大のメリットと言えるのが節税効果です。
iDeCoでは、掛金が全額所得控除されるので、所得税と住民税を軽減することができます。掛金の運用益についても非課税となります。(※給付時には税金がかかる場合があります。例えば、年金で受取る場合は雑所得として取り扱われ、65歳以上で公的年金等の収入が110万円以下であれば課税されることはありませんが、110万円を超える場合は税金がかかります。)
ただし、原則60歳になるまで引き出せないので注意が必要です。老後資金を用意したい人向けの制度となります。
iDeCoは証券口座を開設することで始めることができます。豊富な運用商品が揃っている「SBI証券」がおすすめです。
初心者は少額から始めよう
おすすめの資産運用を紹介しましたが、初心者は必ず少額から始めるようにしましょう。
どの資産運用を行うにしても、まずは経験を積むことが大事です。
初心者がいきなり大金をつぎこんでしまうと、大損してしまい、一発退場なんてことにもなりかねません。
大切な資産を守るためにも、まずは少額からスタートし、徐々に慣れてきたら投資額を増やしていくようにしましょう。
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