栄養ご飯でパワフル節約生活を~ピンチの時こそ食事を楽しもう!

栄養ご飯でパワフル節約生活を~ピンチの時こそ食事を楽しもう!

給料日前でお財布がピンチの時や、貯金など目的があって少しでもお金を節約したい時などに、真っ先に削りやすい支出の一つが、食費です。

しかし、安いからといって栄養の偏った食事を続ける、もしくは極端に食べる量を減らすなどして体調を崩してしまっては元も子もありません。

懐が厳しい状況の時こそ、心と身体にしっかり栄養を与え、苦しい時を乗り切るパワーをつけてくれる食事を心がけたいものです。

そのような時の自炊に役に立つ食材や、お手軽なレシピの例をいくつかご紹介します。

もやしで作るボリュームおかず

もやしで作るボリュームおかず

「節約レシピ」と聞いて真っ先に思い浮かぶ食材の1つが、もやしではないでしょうか。風味にクセが少なくカサ増しにも使えるもやしは、懐が寂しい時の強力なお助け食材です。

しかし気を付けなければいけないのは、意外に足が早く冷蔵庫の中でも傷みやすいこと。値段の変動も少ない野菜ですのでまとめ買いはできるだけ避け、買ったら2、3日で使い切るようにしましょう。

ここでは、あっさりとしたもやしと相性の良い豚肉を使ったレシピを2種類ご紹介します。

もやしと豚バラ肉のレンジ蒸し

もやしは意外にも様々な栄養素を含んでいますが、長い時間加熱すると、せっかくの栄養素が失われてしまいます。そこでおすすめなのが、短時間で効率よく熱を通すことのできる蒸し調理、または電子レンジ調理です。

【材料】
・もやし 1袋
・薄切りの豚バラ肉 150gほど
・塩 少々
・こしょう 少々
・ポン酢、かつお節、マヨネーズなど※お好みで

【作り方】
1) 耐熱容器にサッと洗ったもやしの半量を敷き、その上に重ならないように薄切りの豚バラ肉を乗せ、軽くお酒と塩コショウを振ります。

2) 更に残りのもやしを乗せたら、後はラップや蓋などをして6~8分電子レンジで温めるだけ。

3) ポン酢やかつお節、マヨネーズなど、お好みの味でいただきましょう。

そのまま袋麺の具として乗せたり、多く作り過ぎたら麺つゆと卵でとじてご飯に乗せたりするなど、様々にアレンジ可能なのも嬉しいレシピです。

もやしと豚こま切れ肉の炒め物

豚こま切れ肉も、節約に嬉しい食材の1つです。

【材料】
・もやし 1袋
・豚こま切れ肉 150gほど
・醤油 大さじ1
・酒 大さじ1
・砂糖 小さじ1
・コショウ 適量
・サラダ油 大さじ1

【作り方】
1) もやしはサッと洗って水気を切っておきます。

2) フライパンに油大さじ1を中火で熱し、好みの大きさに切った豚こま切れ肉を炒めます。

3) 肉の色が変わったら、醤油と酒を各大さじ1、砂糖小さじ1、コショウ適量を入れて味をなじませ、もやしを加えて強火で1分炒め合わせます。この時あまり長い時間火を通すと、栄養価が低くなってしまうので気を付けましょう。

またアレンジとして、カレー粉・オイスターソース・ごま油・マヨネーズ・チューブニンニクなどをお好みで使い、少し濃いめの味付けにしたものをご飯の上に乗せ、目玉焼きを重ねれば、ボリュームたっぷりの丼としても楽しめます。

高たんぱくのお助け食・豆腐と鶏むね肉の簡単満足レシピ

高たんぱくのお助け食・豆腐と鶏むね肉の簡単満足レシピ

安価で栄養価の高いこの2つの食材もまた、節約レシピの代表選手です。

どちらもダイエット用としても人気の高い食材ですが、ここではあえて「満足感とボリューム感」にポイントをおいたレシピをご紹介します。

鶏むね肉のチリソース炒め

エビチリ風の味付けでご飯が進むこと間違いなしのレシピです。

【材料】
・鶏むね肉 150g

<<下味用>>
・酒 大さじ1
・塩 小さじ1
・コショウ小さじ1
・片栗粉 小さじ1
・サラダ油 大さじ1

<<調理用>>
・トマトケチャップ 大さじ2
・豆板醤 小さじ1/2
・サラダ油 大さじ1
・砂糖 大さじ1
・酒 大さじ1
・酢 小さじ1
・すりおろしたニンニク 小さじ1
・すりおろしたしょうが 小さじ1
・水 1カップ

<<水溶き片栗粉用>>
・水 小さじ2
・片栗粉 小さじ2

【作り方】
1) 鶏むね肉150gは食べやすい大きさに切り、酒大さじ1と塩・コショウ、片栗粉小さじ1を揉みこんで下味をつけた後、サラダ油をひいたフライパンで軽く焼き目をつけて一度取り出します。

2) トマトケチャップ大さじ2に豆板醤小さじ1/2、サラダ油と砂糖と酒を各大さじ1に塩をひとつまみ、更に酢とすりおろしたニンニクとしょうが(チューブでも可)各小さじ1程度を混ぜ合わせ、それら全てをフライパンで軽く炒めた後、水カップ1を加えてソースを作ります。

3) ソースが煮立ったら鶏むね肉を戻し入れ、様子を見ながら1分ほど火を通して、最後に水溶き片栗粉(水と片栗粉各小さじ2を混ぜ合わせたもの)でとろみをつければ出来上がりです。

お好みで刻んだ長ネギや串切りの玉ねぎなどを加えても良いでしょう。また、スクランブルエッグを作ってご飯に乗せ、その上にこちらを乗せれば、洗い物も少なくて満足感も高い丼メニューの完成です。

1丁使い切り!豆腐そぼろ

安くたくさん購入した豆腐の、消費期限が切れそうな時などにおすすめのレシピ。

【材料】
・豆腐(絹でも木綿でもお好みで) 1丁
・卵 1個
・麺つゆ 大さじ1
・醤油 小さじ1
・かつお節 1パック
・ごま油 大さじ1

【作り方】
1) 豆腐1丁はキッチンペーパーに包み、ざるにあげるなどして20分ほど水切りをします。

2) 卵1個を溶き、麺つゆ大さじ1、醤油小さじ1、かつお節1パックを混ぜておいたものに豆腐を手で崩しながら加え、よく和えた後、ごま油大さじ1を中火で熱したフライパンでよく炒めます。

3) しばらくして豆腐から水分が出てきてぐつぐついい始めたら少し火を弱め、フライパンを傾けても汁がほとんど溜まらなくなったら完成です。

温かい内にご飯に乗せても良し、冷蔵庫で一晩おいて味がなじんだものを副菜としても良し!のお役立ちメニューです。

調味料を上手くつかいこなすコツ

食材をお得に使い回そうとしても、同じような味付けばかりでは飽きてしまいます。

でも色々な調味料を揃えるのはまたお金がかかる……と心配されている方は、ぜひ100円ショップを覗いてみましょう。今や多くの100円ショップでは、スーパーの食品売り場と変わりなくバラエティ豊かな調味料が揃えられています。

特に、上のレシピであげた豆板醤やニンニク、しょうがなど、瓶や丸のままで買っても使い切れないことが多い食材は、チューブ形状のものを買った方が結局コスパに優れている場合もあります。自分の嗜好に合わせて、ぜひ賢く使い分けてみてください。

まとめ

言うまでもなく、「食べること」は生命活動の基本です。人が過酷な状況やストレスにさらされた時こそ、よい食事をとることは身体だけでなく心の健康も守ってくれる力になります。

お金がない、節約をしなければいけない、という状況がたとえ短期的なものであったとしても、度を越した無理な我慢は結局後々まで影響を残しかねません。そういう時こそ食べることを少しでも楽しみ、また自分の健康について見直すチャンスとして捉え、ぜひ色々なお料理に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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