毎月決まった金額を貯金しようと思っていても、「今月は出費が多かったから来月から貯金を始めよう」「今月くらいは貯金をお休みしてもいいかな」などと流されてしまう人も多いのではないでしょうか。いくらそのときは貯金をやる気があっても、順調に続けることは意外と難しいものです。

ところが「500円玉貯金」なら、貯金が苦手、お金を貯めようとしてもつい使ってしまうという人でも貯めやすいと言われています。

どうすれば貯金が続けられるのか、人気が高い500円玉貯金のコツをご紹介します。

500円玉貯金はお金を貯めやすい？

無理せずお金を貯めることができる貯金法といえば、500円玉貯金でしょう。

毎日買い物をしたあとに、財布の中の500円玉を貯金箱に入れるだけです。非常に手軽であり、すぐにはじめることができます。500円玉を入れていただけなのにふと気付くとお金が貯まっていたといううれしい声も多く聞きます。

また無理な負担がなく続けやすい貯金だといわれています。

確実に目標金額を貯めるためのコツとは？

500円貯金に失敗しないために、最後まで諦めずに続けて成功できる、500円玉貯金のコツをご紹介します。

目標を立てる

まずは貯金の目標を決めます。

お金を貯めたら旅行に行く、買いたいものがあるなど、イメージしやすい目標を作っておくとよいでしょう。この目標がモチベーションになり、貯金の楽しみにもなります。

お気に入りの貯金箱を見つける

貯金箱は自分に合うものを選びましょう。

貯金箱は100円ショップでも売られているので、簡単に手に入れることができます。また、おしゃれな箱や瓶などを貯金箱として使うこともできます。

貯金箱には蓋が開くものや開かないもの、中身が見えないものや見えるものなどさまざまな種類があります。増えていく貯金箱の様子を見ながら貯めたい人や、いくら貯まっているかわからないドキドキ感を楽しみたい人など、それぞれの好みに合うものを使用すると成功率もUPします。

お金を入れるたびにワクワクするようなお気に入りの貯金箱を探してみましょう。

最初は小額用の小さな貯金箱から

500円が貯まっていく貯金箱を見ると貯まっている実感がわき、楽しくなるのがこの貯金法のよいところです。半信半疑でなんとなく500円玉を貯めていたとしても、貯金箱の中の500円玉が増えていくにつれ、お金が貯まっている実感にやる気もわいてきます。

ただし、大きな貯金箱に貯金していた場合には、貯金箱のスペースがなかなか埋まらないので、貯金の成果が目に見えにくく、達成感が得にくいでしょう。5万円や10万円用など貯金箱のサイズが小さいと、貯金の貯まっていく様子がわかりやすくなり、モチベーションの維持にもつながります。

小さいサイズの貯金箱がいっぱいになった分を、30万円用の貯金箱に移したり、貯金用の銀行口座に入金したりすることで、より高額の貯金を目指しやすくなります。

500円玉を手に入れるための工夫を

500円玉貯金を成功させるには以下の工夫が大切です。

・買い物のときにおつりに500円玉が入るよう、金額を確認しながら買う
・財布の中の小銭をこまめにチェックする

500円玉をおつりでもらおうと、敢えて500円玉を作る必要はありませんが、いつも買い物の金額や財布の中身を確認していると、ついついいろいろなものを買ってしまう無駄遣いを減らすことにもつながります。

貯金をゲームのように楽しむ

うれしいことがあったらBOOK BANKに500円をはめ込んで、日記のように書き込みするハッピーダイアリーなども市販されています。これを使うとうれしい思い出と一緒に500円が貯まっていく楽しさもあり、気分よく貯金が進められます。

ダイアリーを使わなくても、自分で貯金のルールを決めて楽しいことがあったら貯金するとしてもよいでしょう。500円をおつりでもらったら、買い物に使ってしまう前にすぐに貯金する、本気の貯金もおすすめです。

また、ケーキを買ったつもりで貯金したり、通勤時に歩いて電車代を浮かせた分を貯金したりと節約も一緒にすると、貯金しながら自然とダイエットもできてしまいます。

成功した方のやり方を参考にする

500円玉貯金は多くの人が行っている貯金でもあります。

毎日楽しみながら500円玉貯金をしている人気の主婦ブロガーの成功例などをネットで見ることもできます。成功している人たちの例を参考にすると、成功のイメージが描きやすくモチベーションも維持しやすいでしょう。

500円玉貯金の注意点

500円玉貯金は、目標までしっかりと続けることが大切です。500円玉はとくに重い硬貨です。貯金箱の重さから、もう中身が一杯になっているのではないかと思えてしまうものですが、実際にはそれほどお金が貯まっていなかったという場合もあります。

中身が見えている貯金箱なら、あとどのぐらいで貯金箱が満タンになるかが一目瞭然です。一方で中身が見えないタイプの貯金箱ではとくに注意が必要です。

また、1日1枚のように貯金目標を設定していたとしても、無理は禁物です。500円玉がない場合には、次の日は2枚貯金するなど、厳しすぎず、貯金しやすい方法で貯めることが長く続けるコツといえるでしょう。

まとめ

500円玉貯金は、毎月決まった金額を貯金にまわす必要もなく、お財布にあった500円を貯金箱に入れるだけの簡単な貯金です。貯金が貯まったときには何に使うのか、魅力的な目標を決めて無理せずコツコツと貯めていくと、気がついたときにはお金が貯まっています。

楽しいことがあるたびに貯金をしたり、ストイックに毎日貯金したりと、500円玉貯金にはいろいろなやり方があり、自分に合った方法で貯めることができ、非常に続けやすい貯金なので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。