年収300万で貯金していくには!節約や貯蓄のコツを紹介

年収300万で貯金していくには!節約や貯蓄のコツを紹介

年収300万円と聞くと、どのような印象を持つでしょうか。おそらく、ネガティブな印象を持つ人が多いのではないでしょうか。しかし、デフレが続く日本では、年収300万円という金額は、全年代を通してみても、決して珍しいことではないのです。限られた収入の中でも、日々生活していかなくてはいけませんし、同時に将来に向けての備えも進めていきたいところです。

この記事では、年収300万円の金額の実情、すぐにでも始めたい節約・貯金のコツやポイントなどを、詳しくご紹介していきます。

給与所得の現状

年収300万円の場合、税金や社会保険料などを差し引いた手取り額は、およそ240万円になります。また、同じ手取り額でも、ボーナスが支給されるかされないかによって、毎月の手取り額が変わってきます。勤務している会社の支給状況を考慮に入れてみてください。(例:ボーナス支給がない会社の場合、月の手取り額は約20万円)

男女を合わせた給与所得者の中で、年収300万円以下の人の割合は、およそ40%(平成28年度 国税庁「民間給与実態統計調査」)にのぼります。このことから、年収300万円という数字は決して珍しくないと言うことが分かります。

大切なことは、収入に見合った生活を送っていき、その中で将来へ向けての備えを進めていくことです。収入が多くても、その分支出も増えてしまっては、本末転倒です。

節約をするのに実行したいこととは

ひとくちに年収300万円と言っても、単身、夫婦2人、子持ちなど、それぞれの家庭で事情が異なります。とはいえ、共通して言えるのは、日々生活していく上でお金がかかるという事実です。どの家庭でも実行しやすい節約法を見ていきましょう。

食費と買い物方法を見直す

一番に挙げられるのが食費です。1日中全く食事をしない人はほとんどいないかと思いますが、その内容は千差万別です。加えて、食事を摂る場所も、日によって変わることもあるでしょう。節約を心がけるには、できる限り自炊を行うようにしましょう。

例えば、単身の方で自炊が難しいという場合でも、ご飯をまとめて冷凍しておき、インスタントの味噌汁を常備しておくと、あとはカット野菜や肉などを使って主菜を作れば、食事ができあがります。また現代では、ご飯とおかずがセットになった冷凍食品も販売しています。冷凍食品は、特売で売られることが多いですし、長期間保存できるので、お手軽な値段の時にまとめ買いをしておくとよいでしょう。帰宅してすぐ食べたい時に重宝します。

自炊する時間を多く取れる人は、業務スーパーなどの業者向け店舗を利用してみてはいかがでしょうか。多くの店では、業者だけでなく、一般客も買い物することができます。買い出しの際、一度に数日分まとめ買いをすると、余分な買い物を抑えることができます。予算を決めて、その中で納まるように買うことも必要です。買う食材も、安価でかさ増しができる豆腐、もやし、練り物類、卵、ムネ肉などをうまく使い回せるようにすると、料理のバリエーションが増えていくことでしょう。

節約を行う上で、さらに注目したいのが、プライベートブランドの商品を購入することです。多くのスーパーで、この商品が扱われるようになりました。商品の企画や開発は自社で行っていますが、実際の製造は大手食品メーカーが行っていることも多く、ほぼ同じ商品がお値打ち価格で購入できます。

ただ、いくら食材を安価に買えても、使わずに腐らせて無駄にしてしまっては、元も子もありません。買った食材をうまく使い回しながら、自炊を楽しみたいものです。時には、外食をすることもありますが、しっかり予算を決めて、オーバーしないように気をつけましょう。

その他の固定費を見直す

水道光熱費や通信費の節約も見逃せません。使っていないのに水が出しっぱなしになっていたり、必要以上に冷暖房の設定温度を下げたり、上げすぎていることはありませんか?1日では数十円の違いでも、年間で計算すると数千円の差が生まれます。

また、スマホの契約の中で、使っていないオプションがあれば、すぐ解約しましょう。こちらも、家族の人数分解約したとしたら、年間の節約額は数万円にのぼることもあります。料金プランも、定期的に見直してみましょう。

確実に貯蓄していくためには

現代日本では、貯金が全くない「貯金ゼロ世帯」が30代、40代の33.7%に達しているという厳しい現実に直面しています。確実に貯蓄をしたいと考えているならば、先取り貯金がおすすめです。

よく残った給料を貯金しようと言う人がいますが、計画的に貯めていくことが難しくなります。給料が入ったら、すぐに一定額を貯金し、残りの金額でやりくりするようにしましょう。

勤務先で、財形貯蓄制度がある場合は、ぜひ活用してください。金融機関の定期預金よりも、利率が優遇されていることが多いです。財形制度がない場合は、金融機関の自動積立貯金などを使うとよいでしょう。公務員の方は、共済組合制度を使って天引きで貯金していく方法もあります。

日々できることとしては、500円玉貯金がありますが、金額が大きくてちょっと抵抗がある方は、100円玉貯金から始めてみてはどうでしょうか。自販機でコーヒーや飲み物を買ったつもりで、1日100円を貯金すれば、1ヶ月で約3,000円、1年で約36,000円も貯めることができます。少しずつの積み重ねが、大きい金額の貯金に繋がっていくのです。

まとめ

これまで、節約や貯金の方法をご紹介してきました。食費や水道光熱費、通信費の節約、先取り貯金、100円玉貯金についてなど、どれも今からすぐに実行できるものばかりです。これは、年収300万円の人だけでなく、あらゆる年収の人に通じるのではないでしょうか。

節約していく上で大切なのは、体調を崩さない程度に行っていくことです。バランス良く食事を摂り、適度な温度の部屋で過ごしながら、睡眠もきちんと取って日々の仕事を行っていきたいものです。自分が一番取り組みやすい節約方法を模索して、将来の備えができるように心がけましょう。

コメントフォーム

*
*
* (公開されません)