夫や妻、家族に内緒で貯めるへそくり。誰にも「バレずに」貯めるというスリルはへそくりならではの魅力ですね。

独身でも既婚者でも、生活をしていれば急な出費はつきものです。将来起こりうる「何かのとき」のために、できるだけお金は貯めておきたいものです。

そこで今回は、無理なく楽しくへそくりを続けるコツをまとめてみました。お金を貯めたいがなかなか貯まらないという方は、ぜひ参考にしてみてください。

へそくりの必要性

へそくりをするのは「買いたいものがある」「娯楽や旅行のため」「将来のため」あるいは「子どもの教育費」や「いざというときの備え」など、理由は人それぞれです。

へそくりは主婦が家計をやりくりしたり、夫が自分の小遣いを節約して貯める、自分だけが自由にできる内緒のお金です。他の家族には知られたくないものではないでしょうか。

へそくりの隠し場所というと、タンスの引き出しの奥や本の間に挟むなど、家のどこかに隠すイメージがあります。しかし、これは大掃除の際などに家族に見つかってしまう可能性があります。また、どこに隠したか分からなくなって、せっかく貯めたお金を紛失しないとも限りません。

現代らしいスマートなへそくり術で上手にお金を増やす方法を考えてみましょう。

今どきの上手なへそくりの貯め方とは

へそくり専用口座へ移動

通常の貯金と同様に、へそくりも毎月一定額を、あらかじめ自分だけのへそくり用口座に移動させるという貯め方があります。欲を出して大きな金額を設定することはおすすめできません。家計に影響が出て、長続きしないからです。また、誰が預金通帳の管理をしているかにもよりますが、家族にも怪しまれず、「バレない」程度の額にするさじ加減も重要です。

へそくり用口座を新しく作る場合は、ネット銀行がおすすめです。

普通銀行に比べ、預金金利がよく手数料が安いというメリットもありますが、預金通帳がないので家族に内密にできます。また銀行が提供しているネットバンキングを利用するのも、ATMより手数料が安く済み便利です。アプリを使用して入金や振込が手軽にでき、入出金明細もチェックできるので、スマートフォンひとつで管理が可能です。

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電子マネーでキャッシュレス

余分なお金をプリペイド型電子マネーにチャージしてしまえば、キャッシュレスになります。月末に余ったお金でもよし、毎週末にコンビニで1,000円チャージをするのもよし、貯め方はさまざまです。電子マネーにチャージできる額は、一般的には50,000円、乗り物系の電子マネーでは20,000円の設定が多いようです。小銭を出し入れせず買い物ができて便利な電子マネーですが、使うためではなく貯めるために利用するのも賢いアイデアではないでしょうか。

ワンコインだからバレにくい？500円玉貯金

この貯め方はいたってシンプルです。生活をしていく上で、500円硬貨が手元に残ったら貯めればよいのです。節約が苦手という方にもおすすめです。

100円ショップや雑貨店で500円玉用の貯金箱をよく見かけますね。「5万円貯まる」ものや「10万円貯まる」ものなど、目標額が書かれているものもあり、実際に貯まったお金を重さで実感できる楽しみがあります。ただし、家族に見つかるリスクが高いので要注意です。アルバム型のような、貯金箱に見えないような外観のものを選ぶのもひとつの手です。

ポイントを現金化する貯め方

ポイント貯金というのは、ネットショッピングなどで貯めたポイントを現金化し、電子マネーにする貯め方です。最近流行しているポイントサイトに登録し、そのサイトを介してショッピングやアンケートに答えるなどをするとポイントが貯まっていきます。これがSNSで話題の「ポイ活（ポイントを貯める活動）」と呼ばれるものです。現代的で非常にスマートな貯め方です。

クレジットカードを利用してもポイントが付与されます。毎月の公共料金をクレジットカードの引き落としにすると、毎月まとまったポイントを貯めることができます。公共料金には地域性があるため、クレジットカード未対応の場合もありますので、新しい土地へ行く際は事前に調べておくとよいでしょう。

ポイント投資でポイントも現金化できる！

ポイントを活用しないまま、なんとなく貯めている方は多いのではないでしょうか。そんな方には株式投資や投資信託へのポイント投資がおすすめです。ただし、必ずしも儲けが出るとは限りません。株売買や投資はリスクをともなうため、始める前にある程度の基礎知識を身に付けておくとよいでしょう。

信託には、ショッピングサイトの専用ポイントを投資できるポイント投資があります。100ポイントから運用できる投資信託もあり、誰でも手軽に始められるところが人気です。ポイントが貯まったら投資をすると決めておけば、必然的にへそくり貯金ができます。ポイントを運用しないまま、うっかり失効させることもなくなります。

不用品を売ってお金を貯める

不用品を売ってお金を貯める方法もあります。不用品を売るというと屋外でのフリーマーケットやバザーがありますが、最近では多くの人がメルカリなどのフリマアプリや不用品販売サイトを利用しています。

必要がないブランド品や生活用品を撮影して出品することができます。このようなアプリやサイトは全国の方が閲覧できるため、需要があります。これも、現代的なお金の貯め方といえるでしょう。

まとめ

結婚をして家庭を築くと、独身時代より自由にお金が使えなくなってしまい、夫婦でため息が出てしまうときもあります。だからこそ、自分だけのお金を貯めておくのは賢い選択といえるでしょう。貯蓄とは別に「好きに使えるお金」の存在は心強い味方です。しかし家のどこかに隠すと後ろめたさが出てしまうので、できれば隠さずに済む貯め方がおすすめです。

今回ご紹介したように現代のへそくりは進化しています。自分に合った貯め方で、無理なく楽しくスマートに、へそくりを増やしましょう。