コンビニは、既に長い間私たちの生活の中に溶け込み、すっかり定着したものとなっています。特別なものを求めるのでなければ、遠くの商業施設に出掛けなくても、すぐ近くで賄えるのでとても便利です。

おそらく、ちょっとしたものを購入しようと考えた時に、最初にコンビニが思い浮かぶという人も多いのではないでしょうか。ただ、便利な分、品物の価格を問題に感じる人も多いようです。

ここでは、コンビニを便利に使うだけでなく、どうすれば節約をしながら上手に利用できるかを考えてみました。

コンビニの魅力

駅前には、必ずと言ってよいほどコンビニを見つけることができます。そして、そこへ行けば、私たちの目当ての品物が、常に揃っているという安心感があります。ほとんどの店舗は24時間体制に近く、他の商業施設の閉店時間を過ぎた遅い時間や、早朝の開店する前にも忘れた物を買いに走ることができるのも魅力です。また、文具や化粧品、ファーストエイドのための薬品なども並んでいるので、困った時の頼もしい味方でもあります。

一人暮らしの人には、使いきりや少量の物が、たくさんあるので、買い過ぎないというメリットがあるでしょう。更に、一人分のお料理を作るよりも、コンビニでお弁当を購入する方が、手早く準備や片付けができて、時間の節約にもなります。

そして、何と言ってもPB（プライベートブランド）のスイーツがオシャレな上に、とても美味しく、人気を集めています。ダイエット中の人にも、カロリー表示があるので安心ですし、専門店よりもリーズナブルで、同僚などへのちょっとしたお土産にも重宝します。

コンビニでのお買い物を安く済ませるコツ

とても便利なコンビニですが、同じ品物の価格を比較するとなると、やはりスーパーマーケットやドラッグストアなどの量販店よりは、割高になってしまいます。

しかしPBを選ぶことで、お得にお買い物をすることもできます。近くにはコンビニしかないという場合など、交通費を使って買い物に行くことを考えれば、PBを購入する方が経済的なことも多々あるでしょう。

節約をするためには、普段から商品の価格を比較して、相場をよく知っておくことが大切です。

例えば、牛乳やコーヒーなどの飲み物、スナック菓子やパン類、ティッシュペーパーやトイレットロールなどの消耗品など、開発された品質のよいPB商品は多岐に亘っています。またPBは、コンビニ会社によって異なる、魅力的な商品があります。欲しいと思う品物によって、どこのお店で購入するのがよいかを研究してみるとよいでしょう。

コンビニランチの節約法

職場近くの飲食店は、お昼になると混雑し、列ができていることもしばしばです。

そこで、手軽にコンビニでランチという人も多いでしょう。「もしかすると、外食よりは節約になるかもしれない」と考えがちですが、ここでついつい余計な物を買ってしまう、という落とし穴に注意しなければなりません。

コンビニ業界では他の商業施設と同じく、日々、購買意欲を湧かせるための戦略が練られています。食品の売り場は、一番奥にあるのが常ですので、目の高さにある商品やレジ横の棚にある物など、購入予定外の商品に目が行った時には衝動買いに注意しましょう。まずは、予算を立てて、できるだけそこからオーバしないように買い物をするのが節約の最初の鍵と言えます。

定番の組み合わせとして、お弁当類・麺類と飲み物だけに限って購入すれば、外食と比較して決して高くはつくことはありません。パン類を購入する場合でも、菓子パンとサンドウィッチ、飲み物という組み合わせなら、ワンコイン程度の予算に収まります。

近頃は、お腹を満たすようなサラダやスープ類も出ていますので、おにぎりやシンプルなロールパン、少量のお惣菜などと組み合わせるとよいでしょう。

ドリンクについては、PB製品から選ぶのがおすすめです。

冷凍食品もおすすめ

また、電子レンジの活用できる環境であれば、冷凍食品の活用もおすすめです。

PBのスパゲティーやピラフ、グラタンやドリアなどは、味付けもしっかりしており、おいしく作られていますし、シュウマイや餃子などの一品を加えれば、男性のお腹を満たすのにも充分な量になります。

ご飯やおにぎりを持参する方法もおすすめ

もう少し上の節約術を目指す人は、ご飯やおにぎりだけのお弁当を持って来て、レトルトやお惣菜のおかずを購入するという方法もあります。コンビニのレンジで温め可能な商品がたくさんありますので、より簡単に組み合わせることができるでしょう。

ポイント制度の活用も節約への近道

最近では、どのコンビニでもポイント制度が導入されています。

カードにチャージしてから支払いをするなどの手間は必要ですが、ポイントを貯めて買い物をするのもよい節約法です。

コンビニによっては、チャージするだけでポイントが貰える、消費する金額によってポイントの還元率が変わるなど、システムが違います。

また、あちこちのコンビニで買い物をしていると、ポイントを貯めるのに効率が悪くなります。便利な場所にあって、よく使うコンビニのポイント制度をしっかり調べて、できるだけ上手に貯めるようにしましょう。

まとめ

こうしてみると、コンビニには、たくさんの魅力的な商品が並んでいて、ついつい余分に買ってしまうというのが、節約失敗の1番の原因かもしれません。しかし、ランチもワンコイン程度の予算に収めることは難しくありません。PB商品を選んだり、ポイント制度を上手に利用したりすることで、コンビニでも節約をすることができるでしょう。予算に合わせて、違った組み合わせを考えながら毎日のランチを選んでみるのも、楽しみのひとつではないでしょうか。