食費を月1万円に抑えるために、誰でも今すぐできる節約のコツを紹介!
節約を心がけたい一人暮らしの方にとって、すぐにでも始めたいことと言えば、食費の節約ではないでしょうか。
食費の節約は、同時に栄養バランスも考える必要があるため、どこから手をつけたらよいのか迷うことも多いかと思います。
この記事では、食費を月1万円に抑えるために、ぜひ実行したい買い物法、調理法などの工夫をご紹介しています。今までなかなか自炊ができず、食事と言えばコンビニや外食ばかりだったけれど、お金と身体のために自炊を始めようと思っている一人暮らしの方はぜひ参考にしてください。
月の食費の平均額はどのくらいか
総務省統計局が発表している家計調査(家計収支編)によると、2020年10月~12月期において、単身世帯の食費平均は39,300円、単身勤労者世帯の食費平均が41,318円というデータが発表されています。(出典:https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003000773)
これには、外食や酒代も含まれていて、この2つを引いた食費は単身世帯が27,384円、単身勤労者世帯が23,310円となっています。単身勤労者の方が、仕事上での付き合いが多くなる関係で、外食とお酒代が多いことが分かります。
理想的な食費は、手取り給料の約15%と言われていますが、節約の点で考えると、単身世帯の場合は月1万円の食費が理想です。一人暮らしの方は、節約と貯蓄のために食費月1万円に挑戦してみてはいかがでしょうか。
買い物での工夫の仕方
まず買い物の際、どんな工夫をすると食費を月1万円に抑えられるのでしょうか。
できるだけまとめ買いをする
毎日買い物に行くと、買う予定にはなかったものまで買ってしまう可能性があります。できるだけまとめ買いするようにしましょう。あらかじめ買うものをリストアップしておくと効果的です。その際、空腹の時間帯に行くとつい買い過ぎてしまうことがあるため、食後に行くのがおすすめです。また、買い物に行く前に、冷蔵庫の中身をできるだけ使い切り、本当に必要になった時に買い物に行くと、食材の使い残しを防げますし、冷蔵庫の清掃もしやすくなります。
安いお店をリサーチしておく
自宅や勤務先などの周辺にお値打ちなスーパーがないかどうか、数件リサーチしておくと役に立ちます。献立が思いつかなくなった時に、いつもと違うお値打ちな店に行くと、献立のヒントが見つかることもあります。
また朝食にパンを食べると、パンと牛乳の消費が早いことがあるかと思います。そんな時は、パンと牛乳だけコンビニで購入するのも得策です。最近はコンビニでも食パンなどのプライベートブランド商品が増えており、中にはスーパーで売られているものと価格があまり変わらないものもあります。この2つに絞って買い物をすれば、買い過ぎ防止に繋がります。
予算を決めておく
買い物に行く時は1回の予算を決め、その金額で納めるようにし、買い物カゴに入れる時に電卓などで合計金額を計算するとよいでしょう。
例えば、週2回買い物をする場合は1回あたり1,200円から1,300円まで、週1回ならば1回2,500円と決め、月1万円以下の食費ということを常に念頭に置いておきましょう。
旬の食材やお値打ち食品を選ぶ
野菜は、旬の時期がお値打ちな価格になり、味もよくなります。スーパーだけでなく、ご近所に野菜の直売所があれば、新鮮な野菜がとても安く買えます。また、年間を通じて比較的価格が安定している、ジャガイモや玉ねぎ、さつま芋、人参などは、常備菜として活用しましょう。
肉類でお値打ちなのは、鶏ムネ肉や豚挽肉、豚こま肉などです。これらの肉は、まとめ買いしてから冷凍保存したいものです。自宅の冷凍庫で1ヶ月(挽肉は2週間)ほど冷凍保存できます。使う分ずつ、小分けしてから冷凍保存しましょう。
調理での工夫の仕方
料理を作る時も、いろいろな工夫をすることで食費を大幅に抑えることができます。
冷凍保存を上手に活用
肉は味付けをしてから冷凍保存すると、味が染みこんで調理も簡単になります。
冷凍しておいた肉を解凍する時は、冷蔵庫に移すか、または流水解凍が便利です。この方法ですと、肉の旨味を保ちながら解凍できます。電子レンジで解凍すると、電気代がかかりますし、解凍具合にムラができることがあるので、調理時にも火の通り具合が均等になりにくいのです。
常備菜を作って保存
日持ちがしない野菜が家にある場合は、それを材料として常備菜を作り、保存することができます。例えば、キュウリやナスは福神漬けにする、おくらは茹でてお浸しにする、みょうがは甘酢漬けにする、もやしはナムルにするなどの方法があります。きのこ類は、石づきを取ってから適度な大きさに切り、冷凍保存ができます。調理に使う時は、解凍せずにそのままお湯に入れることができます。
食材は全て使い切る
また、調理をする時には、できるだけ全て使い切るように心がけましょう。野菜は皮まで使う、出汁をとった後の昆布を料理に使うなど、少しでもゴミを減らすことも、最終的には節約に繋がります。
食材が中途半端に余ってしまって、献立が思い浮かばない時は、インターネットで材料を複数入力して検索してみてください。レシピのアイディアがいろいろ浮かぶことでしょう。
その他の工夫の仕方
コンビニの商品は、たいていスーパーよりも割高です。できるだけコンビニに寄る回数を減らしましょう。また、少量の調味料や麺類などが100円ショップで売られていることがあります。上手く活用してみてください。
お弁当やマイボトルを持参すると、仕事先や外出先での出費を減らすことができます。お気に入りの飲み物を見つけて、マイボトルに入れて持ち運ぶようにするのがおすすめです。
まとめ
食費を月1万円に抑えるのは、日々の工夫の積み重ねで達成できる可能性が高いことが分かります。あらかじめ買うものや予算を決めたり、旬のものを献立に取り入れたりすると、無理なく節約できます。また、調理する時も、できるだけ食材を無駄にしないことを考えると、自然と自分がするべきことが見えてくることでしょう。
食費の節約と言っても、ただ安いものを買うことばかりではありません。食材を豊富に使って作った食事を通して、心のゆとりが生まれるような時間が過ごせれば、節約の励みになります。
月1万円の食費でも、工夫次第でいくらでも豊かな食生活を送ることができます。食費の節約を楽しみながら、充実した人生にしていきましょう。
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