一人暮らしで貯金をするにはどうしたらいい?簡単に出来る方法を教えて!?
近年、少し景気が持ち直しているとはいえ、平成から令和にかけて下がり続けた平均賃金はまだ低い状況が続いています。
そうした中で、一人暮らしでなかなか貯金が増えないと悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、一人暮らしの生活費で大きな割合を占めている家賃、食費、交通・通信費などを中心に、節約のコツや得する方法をご紹介しましょう。
貯金の目的と目標を明確にしよう
貯金を増やしていく場合、まず目的と目標を明確にしておく必要があります。何のために節約して貯金を増やそうとしているのかという目的があいまいでは、節約しようという努力も続きません。近い将来の結婚のため、車を持ちたいため、より快適な住まいに移るためなど、目的を明確にしましょう。
目的が明確になったら、次に目標を立てることが大切です。例えば、毎月の貯金をいくらにするとか、生活費をいくらに抑えるという具体的な目標です。
一人暮らしの場合の平均貯金額はどれくらい?
「家計の金融行動に関する世論調査」(平成28年度版)によると、20代の一人暮らしで年収300万円未満の人の平均貯金額は58万円です。この調査結果から考えると、年収300万円、月収にすると25万円の場合、貯金は月約48,000円です。したがって、月収の2割を貯金に回すというような目標は無理のない数字と言えるでしょう。
できれば、月々の収支が分かる家計簿をつけることをおすすめします。家計簿と言うと3日坊主で終わりがちですが、最近パソコンやスマホで使える無料の家計簿アプリやソフトが出ていて、クレジットカード情報と連携できたり、レシートを写真でとれば自動的に記帳されたりできるので、ぜひ利用しましょう。
単身世帯の消費支出の傾向
では、支出に対して、何をどのように節約していけばよいのでしょうか。
まずは単身世帯の消費支出の傾向を、総務省統計局の家計調査年報(2014年調査)で見てみましょう。
34歳までの単身世帯では、平均すると月165,713円です。その内容を大きな項目で見ると、食料42,926円、家賃・地代32,821円、光熱・水道7,323円、被服及び履物8,350円、交通・通信25,284円、教養娯楽20,442円、その他消費支出21,283円などとなっています。
この中で、家賃・地代は払っていない人も含まれるため、価格が抑えられています。不動産・住宅サイトによれば、20代の一人暮らしの家賃の平均は約65,000円程度になります。首都圏では約70,000円と高く、地域によってかなり変わります。
家賃を節約するには
では、家賃を抑えるためにはどうすればよいのでしょうか。当然のことですが、駅から遠く、建築してから年数が経っている物件の方が安くなります。首都圏で言えば、東京から遠いほど、また電車の駅から遠いほど安くなります。ただし、勤務先から通勤費が支給されていることが前提になります。
また、礼金、敷金など不要という物件もあります。毎月の光熱費を抑えるには、プロパンガスより安い都市ガスを使う物件を探すことをおすすめします。
食費を節約するには
支出の4分の1ほど占めるのが食費です。家計調査年報の食料のうち、外食が約21,600円となっていて、大きな割合を占めています。もし毎晩外食すれば、25,000~30,000円ほどになります。勤務先の昼食も外食にすれば、さらに2万円ほどかかります。
これを、夕食は自炊、昼食は弁当持参にすれば、食費を3分の1程度に減らせるでしょう。自分で調理するのは苦手という方は、スーパーなどで一人用の惣菜を購入してもよいでしょう。夕食を準備するときに翌日の昼食も用意すると、手間も少し省けます。
飲み物も、職場でお茶やコーヒーが用意されていない場合、コンビニや自動販売機で買っていると馬鹿になりません。1日2本購入しても月1万円近くかかります。そこで、マイボトルを持ってお茶を自宅で作って持参すれば、月に数千円から1万円近くを節約できます。
交通・通信費を節約するには
交通・通信の中で、大きなものは車関係ですが、通信費も大きな割合を占めます。一人暮らしの方のほとんどは、スマホを利用されていると思いますが、通信会社によって料金に違いはあるものの多くの方は月々6,000円以上の料金を支払っていると思います。
これをSIM(シム)フリースマホに切り替えると、ほとんどが3,000円以下になります。SIMはスマホに入っているICカードで、通常は大手通信会社がその会社しか使えないようにロックがかけられていますが、これを外したものがSIMフリースマホです。大手通信会社のサービスやサポートが受けられないなどのデメリットもありますが、年間にすれば3~4万円費用を節約できるので、安い方がよいという方にはおすすめです。
今、格安SIMで人気なのは「UQモバイル」や「mineo」です。通信費を抑えたい方はぜひチェックしてみてください。
カードで節約する
買い物をする場合、現金で支払っている方は、クレジットカードで支払うようにすることをおすすめします。クレジットカードにはさまざまなものがありますが、自分がいつも買い物をするスーパーのカードであるとか、ネットショッピングする方はネットショップのカードなど、利用しやすいカードを選んで使えば、ポイントがたまり、還元されるのでお得です。
入会時に大きなポイントが還元されるものや、条件が合えば10%割引になる場合もあります。
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また、自動車を持っていてよく乗られる方は、いつも給油するスタンドが決まっていれば、そのスタンドの関連の石油企業が発行するクレジットカードを使うことで、1リットル2~3円安くなります。中には、7円ほど安くなるカードもあります。
まとめ
今回は支出の大きな項目を中心に貯金をする方法を紹介しました。お酒などのし好品や娯楽、趣味などは生活を楽しむためのものでもあるので取り上げませんでしたが、このほかにも水の節約、無駄のない調理方法、電気代の節約など、生活のさまざまな場面で工夫できることがたくさんあります。ぜひ楽しみながら節約に取り組んでいきましょう。
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