毎月いくら貯金するのが理想?収入の何%貯金に回せばいい?
皆さんは、毎月どれくらいの金額を貯金しているでしょうか?
「生活して余ったお金を貯金に回す」、「月に何万円貯金をする」、「そもそも貯金はそんなに考えていない」など、さまざまな方がいることでしょう。今は考えていないという方でも、貯金に関する知識を持っておいて損はありません。
今回は、毎月貯金をするメリットや方法、いくらずつ貯めていけばよいかについてまとめてみました。無理せず毎月貯金をしていきたいなら、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
何のために貯金する?貯金の使い道とは
「貯金は大事だって聞くけど、そもそも何で貯金をするの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。よほどお金が余っている人でない限り、貯金にお金を回そうと思ったら、日々の生活を切り詰めてお金を作り出す必要があります。しかし貯金をしておくことで、今後のライフイベントやトラブルに備えることができるのです。
貯金をするきっかけになる主な理由としては、結婚や出産、子どもの養育費、老後のためといったものがあります。特に結婚費用の中でも、結婚式や披露宴の費用は、平均で354.8万円かかっているそうです。養育費は成人までに1,000万円を超えるともいわれていますし、年齢を重ねるごとに、何かとその場しのぎでは足りない額のお金が必要になることが増えていきます。
また、事故に遭って突然働けなくなるといったこともあるかもしれません。そういったときに貯金がなければ、生活もままならなくなってしまう恐れがあります。
こうしたリスクを回避するためにも、貯金をしておくに越したことはないでしょう。
毎月いくら貯金に回せばいい?
貯金をするといっても、毎月どれくらい貯めていけばよいかの目安が難しいものです。そこで、おすすめなのが毎月の目標貯金額を設定することです。
一般には、毎月の所得の内の10~20%を貯金するといいといわれています。
なぜ所得の10~20%を貯金するとよいのか
仮に月の収入が20万円ある単身世帯の人が、収入の10%である2万円を貯金していった時のことを考えてみましょう。当たり前ですが、10ヶ月間貯金すれば20万円になります。50ヶ月、つまり4年と2ヶ月間貯金すれば、100万円です。よく貯金は100万円を目標にといわれますが、10%貯めていけば、5年以内に100万円以上を貯金することができる計算になります。ちなみに20万円の20%の4万円を貯金すれば、2年1ヶ月で100万円を達成することができます。
また、政府統計局によると、単身世帯の1ヶ月の平均支出額は約16万円なので、2万円ずつ貯金していったとしても十分に生活することができるはずです。このように、所得の10〜20%を目安にして毎月貯金していくと、よいペースで貯金ができ、生活も安定させることができるのでおすすめです。
年齢別の平均貯金額はいくら?
ここで、年齢別の平均貯金額を見ておきましょう。
たとえば40歳の人はどれくらい貯金をしているのか、定年を迎える60歳までにはいくら貯金があればいいのか、などの目安になるかと思います。
厚生労働省による世帯主の年齢別平均貯金額の調査では、以下のようになっています。
29歳以下 | 154.8万円 |
---|---|
30〜39歳 | 403.6万円 |
40〜49歳 | 652.0万円 |
50〜59歳 | 1049.6万円 |
60〜69歳 | 1337.6万円 |
70歳以上 | 1260.1万円 |
上記金額よりも少なかったとしても、過度に心配する必要はありません。平均額にはお金持ちの世帯の貯金も含まれており、割高になっていることが多いためです。
とはいえ、貯金は多いに越したことはありません。。貯金が足りないと感じる方は、さっそく今日から貯金を始めてみてはいかがでしょうか。
いざ貯金を!お金を貯めるための方法をご紹介
貯金をするにあたって、効率的な方法をご紹介します。お金がなかなか貯まらないという方は、ぜひ参考にしてみてください。
貯金専用の口座を作る
「貯金をしていても、ついついそこからお金を使ってしまう」という方に、おすすめの方法です。今使っているものとは別に、貯金専用の口座を作れば、その口座からお金を使いづらくなります。
また貯金用の口座は、金利が高い銀行で作るのがおすすめです。
貯金箱を買って500円玉貯金をする、金庫を買って現金で保管しておくという方法もありますが、家にお金があると何かと使ってしまったり、事件・事故などのトラブルに遭ったりする可能性もあるので十分注意してください。
収入を増やしてさらに貯金を
ある程度お金が貯まってきたら、それを元手に資産運用するというのもお金を効率的に貯める方法の一つです。
株取引や外国為替取引は、その代表的な方法です。うまく運用すれば、お金を増やしていくこともできるでしょう。資産運用の方法はほかにも、国債や不動産投資といったものがあります。中にはリスクを伴うものもありますが、資産運用だけで多くのお金を稼ぐことも可能です。3~40歳から資産運用をするのがおすすめだというファイナンシャルプランナーもいます。もし興味があればこういった形で収入を増やし、貯金に回すお金を作ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
毎月の貯金についてまとめましたが、いかがでしたでしょうか。
毎月貯金をするためのポイントは、貯金が今後のライフイベントなどで必要なのだと認識すること、月の収入の10~20%を貯金するなど目標を設定しておくことです。貯金の平均額も参考にして、具体的な目標を持ってみてください。
さらに効率的に貯金を増やしていきたいという方は、金利のよい銀行で口座を別に作ったり、資産運用に挑戦したりすることがおすすめです。ぜひ貯金をして、豊かな生活を送ってください。
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